〝松阪牛〟有限会社伊藤牧場と交流会を開催しました。

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伊藤牧場 | 伊藤牧場の逸品「松阪牛」 (ito-ranch.com)

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Ito Ranch – Wikipedia

昨晩とちぎの和牛を考える会有志で松阪牛伊藤牧場の方々と交流会を開催しましたのでその一部をご紹介したいと思います。

有限会社伊藤牧場の方々3名、農協職員1名、とちぎの和牛を考える会メンバー12名 総勢16名で開催しました。

伊藤浩基さん(CEO)、高阪邦郎さん輸出部マネジャー)、女性スタッフ(御免なさい失礼ながらお名前を忘れてしまいました)、JAみえなか峯田恭典さんが来県されました。

伊藤牧場は松阪肉牛枝肉共進会で3年連続の最優秀賞されるなど言わずと知れた全国的に有名な牧場です。約80年の歴史があり当初は100%但馬(兵庫県)から素牛導入をしていましたが現在は全国から導入しているそうです。1600頭収容できる牛舎に800頭の牛を入れています。また通常は1マスに数頭入れるところを1頭飼いでゆったりと飼養しています。1頭飼いすると管理がしやすく食下量の把握や飼料のアレンジも血統別に行えるそうです。また驚くことに敷料や粗飼料で使用する藁や飼料用穀物も自前で生産しており、牛の排泄物を有機堆肥にして田んぼを耕す、循環型農業を実践されています。田畑の面積はお聞きするのを忘れましたが相当な面積になると思います。

当日は輸出担当の高阪マネージャーにお話を伺いました。先ず高阪さんのご経歴と伊藤牧場との関わりが興味深いので紹介したいと思います。高阪さんは愛知県出身で英国のキャセイパシフィック航空社に40年務められ定年5年前に退社され株式会社ケイアイコンという貿易会社を設立されます。伊藤さんとは約12年前からのつながりで前職のときに名古屋便就航60周年記念でファーストクラスで伊藤牧場の肉を提供するイベントを自ら企画し実行されました。その際は様々な苦労があったと伺いました。高阪さんはお肉が大好きだということもあり伊藤さんにオファーし実現したそうです。伊藤さんは海外に輸出したいという希望があり、以来一緒に仕事をしてきたそうで大変やりがいのある仕事だと仰っておられました。

松阪牛は日本国内ではメジャーですが海外では認知度が低く海外事業に先行した同じ国内ブランド牛に劣っているという事実に日本人として大変驚きました。また行政も働きかけをやっているとは思いますが不十分ため個人で輸出事業展開をされていると伺いイメージと全く違っていると大変驚きました。現在松阪牛は年間約9,000頭が出荷され、そのうち300頭が輸出されています。輸出に本格的に取り組み始めたのが10年前だそうでそれにも驚きです。(意外と遅いと感じました)それまで国内需要を優先していましたがコロナウイルス蔓延が契機となり国内需要低迷から一気に海外輸出が加速したそうです。また松阪牛の本格商業輸出が始まったとのニュースは、世界中のメディアの注目を集めています。デジタルメディアの Insider(ニューヨーク)が、伊藤CEOにインタビューするために、伊藤牧場を取材に訪れたそうです。またヨーロッパではカタルーニャの有名シェフ、フェラン・アドリア氏に松阪牛のプライベート試食を提供しその影響力に期待しているそうです。交流会にはスペインの帰りに寄っていただきました。

 

明日は矢板家畜市場1日目で栃木県の優良メス牛を導入していただけるそうです。栃木県民からすると〝雲の上の存在〟である一流農場に購買していただけるなんて大変光栄なことです。栃木県導入素牛で枝肉共励会にも出品される予定もあると伺い大変楽しみであります。一時期高かった素牛ですがこの数年メス牛の下落が大きい相場のなかで活気づく出来事で大変ありがたいです。

最後に栃木県の生産者の皆さん、伊藤さんに選んでいただけるような素牛を頑張って作っていきましょう‼

また今後タイミングが合えばとちぎの和牛を考える会での講演を期待しています。