会長挨拶

 ごあいさつ

~栃木県内の牛飼いが発信する農場の実情と、牛飼いの喜怒哀楽、和牛の知識あれこれ~

会長 白井 通

初めまして。「とちぎの和牛を考える会」会長の白井通です。

とちぎの和牛を考える会は、和牛に関わる繁殖農家(※1)、肥育農家(※2)、一貫農家(※3)の勉強会です。

私たちの仕事は、母牛を飼育し人工授精で妊娠させ、生まれた子牛を約10ヵ月哺育・育成し子牛市場で肥育農家に販売して収入を得ています。

子牛生産は、新しい生命を創り出すという仕事なので試行錯誤の連続です。子牛が生まれた瞬間から、どのようにしたら子牛が病気に罹らなくてすむのか? 牛が持つ能力を最大限伸ばすには今までのやり方で大丈夫なのか? いろいろと心配が尽きません。

子牛の誕生から市場出荷までの約10ヵ月間は試行錯誤の連続で、名人と言われる人の管理法の真似をしてみたり、良いと言われる技術を取り入れてみたりの暗中模索の毎日です。

このホームページは、県内和牛繁殖農家の飼育法や農家独自の技術を紹介するとともに、牛の新情報や先進的意見を取り上げながら、同じ和牛を飼育している仲間に元気や希望を発信し、諸問題を紐解くカギになってくれればと思っています。

さらに、消費者の方々には、和牛飼育の奥深さや牛肉が仕上がるまでの葛藤に触れて頂いて、日本農業の多様性や奥深さを感じ取ってもらえればと願うところです。

 

(和牛の経営形態)

※1  和牛繁殖農家 雌牛を所有し、この牛から子牛を生ませて約10ヵ月哺育・育成し子牛市場で販売する農家。栃木県内には凡そ1,000件弱の和牛繁殖農家があります。

※2  肥育農家は繁殖農家の牛を購入し肉用として約2年間仕上げる農家

※3  一貫は、繁殖と肥育を同一農場が行う経営形態