JAなすの取り組みのご紹介(JAなすの推奨牛続報)

皆さん矢板家畜市場で新しい取り組みが行われていることを御存じでしょうか?写真は先日8月1日~8月2日で開催されたせり開催前にJAなすの畜産担当者が選畜しているところです。牛の体重が記録されている頭の上の札の端に“JAなすの推奨牛”  というやや派手なシールが貼ってあるのが分かりますでしょうか?

これは一言で申し上げるとJAなすの畜産課で自信をもって推奨するので購入すると儲かりますよ!という印です。個人的にはもう少し派手にリボンでも付けてアピールすればいいのにと思いました。(あまり目立たないということ)

選畜基準は去勢の場合出荷日齢で280~290日、体重で320~330kg程度、雌の場合280日前後で~310kg程度です。血統は特に考慮せずに体格、体型、毛味等を見て判断しています。現実的には高値牛は良質血統はもちろんやや過肥あるいは若齢肥育の牛の場合も多いですがそのような牛は選びません。

市場当日に選畜された牛は肥育された後、肉質や枝肉量がどのようになったか?結果も追跡して記録しています。直ぐには結果は出ませんが一定期間蓄積していけば公表できるデータとして纏まるはずです。数年後の結果が楽しみですね。

 

最後に8月1日の矢板家畜市場は屋根の下で影にいてもほぼ無風状態で人間も耐えられない位の酷暑でしたが牛はもっと暑いだろうと思います。良いアイデアだなと思ったのが写真のように濡れタオルを頸にかけてある牛がいました。暑熱対策で頸を冷やすのが一番効果的であると聞いたことがあります。みなさんも牛の為にやってみてはいかがですか?