牛舎の構造や飼養管理については花卉栽培ハウスの経験や技術を生かし換気や温度調節、太陽や時間帯毎の風向き等カウコンフォートを考えたものになっている。寒さの厳しい冬期は高単位のビタミンEを給与し疾病予防を行っている。生後、哺乳子牛には動物用医薬品ディーラー営業員(大正堂)からのアドバイスで人工初乳(商品名:ファーストスタート)を必ず給与し下痢予防を行っている。牛群改良に関しては3軒で高育種価牛をシンジケートで所有し採卵で取れた受精卵を共有しながら改良スピードを高めている。
読書好きな通さんは牛舎車中で本を読みながら牛の観察をするのが日課となっており、牛のトラブルを未然に防いでいる。高久淳平さん同様に那須塩原市子牛研究会や若手広域交流にも積極的に参加し情報収集にも余念がない。見た目通りの人柄で注目の若手リーダーであるという印象であった。