近交系数あるいは体格体型を優先したほぼアウトブリード

増渕牧場の特徴は自ら系統図を作成し育種価、ゲノミックを活用しながら後継牛の選定、交配を考えておられ最近の流行とは関係なく近交系数あるいは体格体型を優先したほぼアウトブリードとなっている。しかも育種価、ゲノミックを参考にしているが予想外の結果も多く、期待もあり自らの“勘”に頼って選抜されていた。

以前考える会に招待した徳重真生さんを取材したときに平茂勝を選抜した理由は先ずは体格体型と伺った話を思い出した。

増渕牧場では“安亀忠”、“若百合”が今後メインになるそうである。飼養頭数が多いのもあるが系統が偏っていないことに驚かされた。